散る桜、咲かぬ桜

作詞:めぐる

これはちょっとだけ昔の話

暗く冷たい、海の話

 

何もかもが水泡に帰した

人も船も海が飲み込んでしまった

私はこれから最期の戦いに向かう

だけど、あの娘は連れて行けない

連れて行ってはならない

 

私は生き残れないだろう

あの娘に恨まれているだろう

もう一度だけでいいから会いたい

 

ごめんね不器用な姉で

残される辛さも知っているはずなのに

ごめんねさよならも言えず

あの娘にはまだまだ生きて欲しかったから

私はあの娘に未来を託した

ごめんね、ごめんね、ごめんね

 

 

何もかもが水泡に帰した

姉も友も海が飲み込んでしまった

だけど、私は生きてしまった

連れて行ってはくれなかった

 

私は生き残ってしまった

姉のこと少しだけ恨んでる

もう一度だけでいいから会いたい

 

ごめんね役に立てなくて

残される辛さがこんなにも苦しいなんて

ごめんねお見送りもできず

これからもまだまだ生きなくてはならない

姉には未来を託された

ありがと、ありがと、ありがと

 

死が二人をわかつ時

それは永遠の別れではない

この2人は特別だ

固く永遠の絆で結ばれ

心はいつまでも共にあるのだから

 

ありがと妹になって

残された時間を共に過ごしてくれて

ありがと妹になれて

これからもまだまだよろしくお願いします

託し、託され未来を紡いで

また会う日まで、さよなら