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恒例の新譜解説と大事なお話

次の日曜日に開催される絶対海域第四次名古屋遠征。そこで新譜がお披露目となる。

 

解説と言っても別に言うことはないけど、少し前にTwitterで前回の譜の解説しちゃった(不本意)しここに落書き程度に残そうと思う。曲としての解説は前やったからそこ見てね。

 

 

まずアルバムタイトル「さい!しん!えいっ!」めっちゃ女子力高くない???いやどうでもいいか。

前アルバムは私の中で思うところもあって堅苦しくまとめた面もあった。今回はいつも通りの私のスタンス「やりたいことをやる」ということを実行するためふわふわとしたタイトルにしてみた。

いつもは全曲出揃ってからタイトルを決めるが今回はこの表題のうえで曲を作っていった。めっちゃくちゃ楽しかった。

 

なお、ゲストで作詞に協力してくれためぐるさんの書いた詩については解説を避けさせていただく。

いつか何かしらの形で聞いてみよう。

 

「ようこそ私たちの世界へ!」

CD一曲目特有のワクワク感、これを表現するのが好きで、私もこれから何が起こるかと期待を持たされちゃう愉快な曲。

こういったオープニング曲を作るのが好きでもあり得意でもあり……だがこの曲はエンディング曲にも化ける恐ろしい子だ。

君は今から私の音楽の世界に迷い込む。しかし安心して聞いてほしい、どれも傑作ばかりだ。

ようこそ私たちの世界へ、私たちがもてなすから。体を楽にして聞いてほしい。

ただ、優しく厳しく可憐に女々しく。時には現実を突きつけるミュージックが不意に現れるだろう。だけど前を向け。

音楽は誰も嫌わない、君が音楽を嫌うかは自由だ。だがその現実と一度でもいいから顔を合わせてほしい。きっと何かが見えるから。

 

「雨、届かぬ想い」

この曲書いてると死にたくなった。割と冗談、割と本気。

雨降りの夏。膝枕。忠誠心。姉妹としての絆。

この曲中では鎮守府に阿賀野型は2隻しかいないという設定になってる。

そんな二人が見つけたもの、昔の記憶。脳裏に響く約束の音色。

こういった、軽く心が憂鬱になるような物語が苦手で、だけど書きたいというのもあって、SAN値えぐられながら書いてた。

私たちはずっと一緒、いや、私はあなたとずっと一緒にいたい。そんなメッセージも籠ってる。

よっぽど伝えたい大事なことがない限りはライブでもやらないと思う。死にたくなる。

だけど、もし君も誰か大事な人に深い愛を誓いたい時にはこういった言葉をつづるのもいいかもしれないね。

自分がその言葉に飲み込まれないようにね。

 

「感情の詩」

この曲好き。

確か音楽始めたての頃に作った曲だっけ。さっきの曲からのこの曲の流れは完全に死ぬ。一発ノックアウト。

振り向いてくれない相手はいますか。その原因はあなたじゃないんですか。それとも別の何かなんですか。

都合のいいように目を瞑ってのうのうと過ごしやがって。そしてバッドエンドに行き着いたら適当に周りの人間に責任を押し付けやがって。そうならないためにも自分の存在感を見せつけなきゃいけない。思い立ったらすぐ行動しろ、そういうことです。

 

「矢と桜と萩の音」

沖縄音階いいよね。ほんとこの響き素敵。

この曲の後半からエロ同人disの流れになるからそういうの嫌いな人はここでページ閉じた方がいいかも。

やっぱり情景は常夏の砂浜を思い浮かべればいいと思う。私もそのノリで作った。問題は二番だ。

二番の歌詞。何の変哲もないけどこれ完全にえっちな歌詞ですよろしくお願いします。

開く花の里(隠語)色付く頬に1つ2つと落ちる雫(隠語)の音海水の様にほろ甘い虹(隠語&2次の掛詞)

ね、聞かない方が良かったでしょ。

これを良い方向悪い方向どちらでとらえるかは自由だ。私はそのどちらとも捉えていない。

ここで重要なのが曲順だ。別にライブで何の変哲もないセトリにこれ突っ込んでも「はー、普通の曲だなー」ってなるだけだ。

次の曲は猛烈なエロ同人dis曲だからこそ、このCDではこの曲はこういう立場にある。そういうことだ。

 

「告白の詩」

無理やりハッピーエンドは歌詞にしました。うん、さすがにやりすぎて叩かれるの怖いから。

私の曲が好きな物好きでもこれだけは好きになれないと思う。飽くまでも歌詞の意味を知ったらの話だけどね。

よくもまぁえっちな本が飛び交う即売会で「交尾求ハイエナ達の~」とか歌詞に入れられたなと思う。

だけどごめんな、これが表現の自由の行使だ。一度でいいから考え直してみてもいいんじゃないかな。

君たちが好きなそのキャラクターは何のために生まれてきたのか。考えたことあるか?

私は無い。所詮画面の奥の感情の無い者に込める思いが見つからなかったから。

だけど今は少しだけ考えがブレてきてる。現実とリンクしたそれに対してそんな言葉を当てていいのか。

だからこそ考え直してほしい。1人のキャラには十人十色から吹き込まれた感情があって、それをただの性欲処理の道具として扱う貴様らが憎い。そうやってできたのがこの曲だ。

ちなみにこの曲、原曲は「感情trickster」と表記される。感情詐欺師。一体どちらがトリックスターなんだろうな。

 

「しゅう!たい!せい!」

ずっと書きたかった歌詞。この形での収録となった。また別の機会があれば別の名でも出すと思う。それだけ大事な曲。

歌詞の内容について前も話したがもう一度話そうか。細かく。

辛いって感情はどこから出るのか。それは楽しかった出来事のその後だ。

即売会終了後、私はそのような虚無感に襲われる。

最高に楽しかった。いつも出すその文面には辛い思いを発散させるための意味合いも込められていた。

1から解説しようか。

 

"辛いが言えないな言葉にしても意味がないし"

これはそのまま。例え自分が辛いと思っても、どこかにそれを書き殴っても慰めてくれるものはいない。

"繰り返す歴史たちは何を思い何を感ず"

この心のルーチンワークは何度もループして襲い掛かる。その度に答えが出ず、また辛くなる。

"薄闇に隠された花ベールを脱いで目に映る"

普段は正体の分からない者、素性の知れない人々がその1日に顔を出す。

"特別な日に迷い込んで光に包まれ世界を注ぐ"

現実と言う世界にその日だけ現れて、自分の創作物を人々に公開する。

 

"追いかけたその先は何が残り何を思う"

誰かを目標に頑張っても結局は努力と言う基礎土台が出来上がっていなく、飛び上がっても何も残らない。

 

"悲しいなら泣けばいいのにさ分からない思いが心を打つ"

その通り。だけど、泣けない。泣きたい気分じゃない。一体自分の心境はどうなってるんだろう。

"辛いが言えたなら誰かに慰められると思うならそこまでだこれが本当の現実だ"

結局自分の周りに味方なんていない。君は孤独のファイターだ。甘えるんじゃねぇ。これが現実だ。

 

きっと同じことの繰り返しでも君は成長してる。

それは微かでも、それを繰り返すたびに君は強くなる。

途中で挫けたら終わりだ。だけど無理して戦う必要もない。

時には長い休みを取ってもいいけど、いつかまたいい顔で会えることを楽しみにしてる。

 

 

久々に本格的な解説と言うダサダサな行為をしてしまったがこれはこれで楽しかった。

やっぱり誰かに自分の考えをこと細かく伝えるのは大変だが楽しい。

それを音楽と言う形で全て伝えきれるよう私は努力する。

 

 

 

 

大事な話。

 

このCDは通販に出す予定はない。

それには要点がいくつかあって、まず第一にそれ相応の部数を刷らないってこと。

 

あとはレア度ってのを付加価値にしたい。

何言ってんだふざけんなって言われるかもしれないけどふざけてる。

 

私はいつも言ってる。通販では出来るだけ買うな。私が君の街まで出向いたときに買ってくれって。

このアルバムもそうなんだ。

そしてさっきの曲解説にもあったように、その日1日を十分に楽しんで、かけがえのない思い出に還元した後で聞いてほしい。

この音楽が君の一つの思い出の架け橋になる。それが理想だ。

 

私のこんな自己満足的な理由で君の手元に届かないのは大変申し訳ない。

だけどまた思い出したころには君の所へ行くからさ、待っててよ。そういう話。

 

 

なんだかいつもより香ばしい文章になってしまった気がするがこれはこれでOK。

 

これから先何があろうと挫けない。いや挫けてもいい。起き上れ。怪我骨折重症ボロボロの体でも走りきれ。

何度休んでもいい。ウサギとカメじゃないんだ。誰かに追い抜かされる分けでもない。

 

そんな感じで今日からまた私は頑張る。君も頑張れ。